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zoom RSS HV版『スターリングラード』鑑賞(BS-hi) ★★

<<   作成日時 : 2005/11/25 23:57   >>

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 そもそも戦争嫌いなのであまり戦争映画は見ないのだが、これは素晴らしかった。
 舞台は1942年、第二次世界大戦のドイツ軍によるスターリングラード包囲戦。ロシア軍は崩壊寸前でドイツ軍に蹂躙されまくっているが、あちらこちらでかろうじて持ちこたえ、完全に占領されきってはいない…という状況。そんな中に補充兵として送られてきた兵隊たちの中に、ヴァシリ・ザイツェフ(ジュード・ロウ)がいた。
 彼は到着そうそう壊滅状態の中で冷静にドイツ軍の将校を狙い撃ちし、一緒にいた政治担当士官(ジョセフ・ファインズ)を救う。
 玉砕覚悟の突撃を命ずる上層部に対し、士官は、「ロシア軍に必要なのは希望の光、英雄的存在である」とひらめき、新聞でヴァシリの活躍を書き立てる。
 日々ドイツ軍将校を葬り去るその狙撃の腕はドイツ軍にも伝わり、彼を倒すためだけに凄腕の狙撃手ケーニッヒ(エド・ハリス)が送り込まれ、一対一の息詰まる狙撃対決が繰り広げられる。
 …さて、なんといってもこの映画で目を釘付けにするのは主役二人、ジュード・ロウ、ジョセフ・ファインズの美形コンビの友情と確執だ。二人が取り合う恋人役には「レイチェル・ワイズ」これも、美しさと女兵士としてのしたたかさを兼ね備えてはまり役である。
 昨今は「リアリズム」とかで、スターがおぞましいくらいのメイクや減量・増量をして撮影に望む作品が多いわけだが、『スターリングラード』が観客の目をひきつける要素の第一に「美形スター勢ぞろい」を上げずにはいられまい。
 戦争映画だからバンバン人が死ぬ。その殺伐とした状況をスターの美しさが補って、実話ベースの話だけれどただのドキュメンタリーではなく「映画」にまとめられているのだと思う。
 これは「英雄の物語」なのでなおさらだ。
 ストーリーも、二人のスナイパーの対決、ヴァシリと士官の友情と成功、そして三角関係、などなど、くっきりと解り易い軸を構成して引き込まれる。
 音楽はJホーナー。音楽も美しい。
 結局この映画はいわゆる「戦争映画」ではなく、戦争と言う極限の状況を背景にした「愛と友情の物語」に昇華させている。脚本も画も、うまいと言う以外ない。
 戦争映画好きには『プライベートライアン』などのリアリズムが良いのかもしれないけれど、あの露骨な「兵隊さんありがとう」描写より、『スターリングラード』の方が映画としての感動がある。
ちなみに、DVDのカバーアートは、本編の雰囲気は無視して戦争映画を強調していると思う。
 「無敵のスナイパー」って感じ。だけど、本人は「これは本当の僕じゃない」って悩むような優しい人間なんだよね。

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